8月27日(火)2学期始業式
記録的な猛暑であった夏季休業期間が明け、いよいよ2学期が始まりました。
今日は全校生徒が一堂に会し、第一体育館にて始業式を行いました。
二渡校長先生から、夏休み中に行われたインターハイで入賞した部活動と生徒が紹介され、健闘を称えて全校生徒・教職員で拍手を送りました。
【校長先生のお話(要旨)】
この夏は、硬式野球部の県大会の応援から始まり、校内学習会や夏期講義、全国大会、学校説明会のボランティア活動など、皆さんが頑張っている様子がたくさん見られました。また、パリオリンピックでは、育英大学の元木咲良選手と櫻井つぐみ選手がレスリングで金メダルを獲得する快挙を成し遂げ、たいへん感動しました。
そうした中で私が学んだことは、「最後まであきらめないことの大切さ」です。野球部の準決勝での最後の追い上げとそれを応援するスタンドの一体感には鳥肌がたつほど感動しました。試合途中、点差を引き離されたとき、「もしかすると厳しいかな」と思いましたが、9回裏の最後まであきらめなかった選手のみなさんの気持ちが、あの同点にまで迫るものすごい追い上げに結びついたのだと思います。
私たちは目標に向かって進む中で、うまくいかないとき、壁にぶつかったときに、「あきらめてしまおうか」「ここであきらめてはならない」などの葛藤が心の中に生まれると思います。そうした葛藤が生じたとき、ぜひ「あきらめるもんか」という気持ちを持ってもらえたらと思います。そして、目標を達成できたときはもちろん、やってよかったと思えるでしょう。しかし、本気で、あきらめずにやった結果、たとえ目標が叶えられなかったとしても、きっと「人間としての成長」は、ものすごく大きくあるものだと思っています。
野球部は甲子園という目標は叶いませんでしたが、あきらめずにやってきた成果は「人間としての成長」にあると思います。そしてそれを選手のみなさんは実感できたのではないでしょうか。たとえ今は実感できていなくても、後に振り返ったときに、「あのときのこの出来事が自分を人として成長させてくれた」と思える日がやって来るのではないかと思います。
今日から2学期が始まります。ぜひ自分を大切にするとともに、他者のことを思いやる心をもって過ごして欲しいと思います。そして、壁にぶつかったときには今日の話を思い出して「あきらめないぞ」「最後までやるぞ」と、気持ちを奮い立たせて欲しいと思います。2学期も楽しく充実した学校生活を過ごしていきましょう。