第10回前橋育英高等学校図書委員会読書会
7月13日(火)
今年度で第10回目となりました、図書委員会主催の読書会。
記念すべき第10回目では、昨年度の読書会参加生徒のアンケートから、井伏鱒二著『山椒魚』に決定しました。
今年度も新型コロナウィルス感染症予防のため、消毒やマスク着用、少人数で席を空けて座るなどの対策を施して行いました。
自己紹介で「川の中の生き物で、なってみたい物は?」という質問について答えてもらい、川の中の生き物の気分になってもらった後、
①岩屋から出られなくなった山椒魚と、閉じ込められてしまった蛙。読んだ第一印象はどうでしたか。
②自分が閉塞感を感じたことはありますか。
③2年も閉じ込められた蛙が「今でもべつにおまえのことを怒ってはいないんだ。」と言ったのは、どうしてなのでしょう。
④寓話的な作品ですが、印象に残った言葉、好きな言葉はありましたか。
というテーマについて、先生方とともに各自の意見を述べてもらいました。
同じ文章を読んでいても異なる感想が出ることに、気付きや発見があったようです。閉会後は「楽しかった!」という感想が聞けて、満足度の高い読書会であったと思います。
なお、今回の記録も各自付箋に感想や意見を記入してもらい、最後に模造紙に貼付する形にし、他の生徒にも見てもらえるよう、後日、廊下に掲示しました。
読書会を通して、本を読む喜びと共に、語り合う喜びを感じてもらえたらと思います。