図書だよりからピックアップ
前橋育英高等学校図書館
☆せっかく春がやってくるというのに、まだまだ新型コロナウイルス感染症の予防対策が続いています。なかなかお出かけもままならない春休みですが、読書してみるのもいいのでは。
この時季に図書室で行っている特集は「本屋大賞」。本屋大賞は、全国の書店員さんが最も売りたい本を選ぶ賞。本好きの書店員さんたちの「この本ぜひ読んで!!」という思いが詰まった賞です。今年度は以下の10冊の本がノミネートされました。大賞の発表は4月6日(水)。どの本が選ばれるか、みなさんも予想してみてください。
書名 著者名 出版社
『赤と青とエスキース』 青山美智子∥著 PHP研究所
『硝子の塔の殺人』 知念実希人∥著 実業之日本社
『黒牢城』 米澤穂信∥著 KADOKAWA
『残月記』 小田雅久仁∥著 双葉社
『スモールワールズ』 一穂ミチ∥著 講談社
『正欲』 朝井リョウ∥著 新潮社
『同志少女よ、敵を撃て』 逢坂冬馬∥著 早川書房
『星を掬う』 町田そのこ∥著 中央公論新社
『夜が明ける』 西加奈子∥著 新潮社
『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成∥著 KADOKAWA
☆春休み貸し出し、始まっています!たくさん借りていってください!!
開始日 3月11日(金)より
冊 数 10冊まで
返却日 4月7日(木)
☆小澤莉璃亜先生のオススメ
『空飛ぶ広報室』 有川 浩著 幻冬舎
主人公は航空自衛隊の若き戦闘機パイロット、空井大祐。小さい頃から夢見ていたブルーインパルスのパイロットになることが現実になろうとしていた矢先、不慮の事故によりその夢が断たれてしまう。パイロット資格剥奪となった空井は、航空自衛隊の広報室に転属する。そこで出会うのが、個性豊かな上司や同僚、そして自衛隊を取材するTVディレクターの稲葉リカ。彼女もまた、空井と似た境遇にあった。そんな二人が互いに切磋琢磨し、理不尽に夢を奪われた失意から立ち直り、新たなやりがいを見つけて成長していく。
挫折をしても諦めないこと。前へ進み続けること。新たな一歩を踏み出す勇気をくれる、前向きな気持ちにさせてくれる作品です。
数年前にドラマ化して話題になりましたが、原作もおすすめです。登場人物の掛け合いが面白く、読書が苦手な人もきっと読みやすい一冊だと思います。
☆ 新刊図書案内ぴっくあっぷ
書名 著者名 出版社
<図書>
夢を叶えるための勉強法 鈴木光∥著 KADOKAWA
中世の写本ができるまで クリストファー・デ・ハメル∥著 白水社
自分をたいせつにする本 服部みれい∥著 筑摩書房
見開き2ページでわかる!「世界史×日本史」エピソード100 玉木俊明∥著 星海社
不思議な山名個性の山名 大武美緒子∥著 実業之日本社
文藝春秋オピニオン2022年の論点100 文藝春秋
知って話そうニュースの言葉 キッズトリビア倶楽部∥編 えほんの杜
スマホで防災 宮下由多加∥著 ジャムハウス
なぜ私たちは理系を選んだのか 桝太一∥著 岩波書店
宇宙人と出会う前に読む本 高水裕一∥著 講談社
昆虫館はスゴイ! 全国昆虫施設連絡協議会∥著 repicbook
10代のためのもしかして摂食障害?と思った時に読む本 おちゃずけ∥著 合同出版
これってホントにエコなの? ジョージーナ=パウエル∥著 東京書籍
ぼくのお父さん 矢部太郎∥著 新潮社
あさきゆめみし完全版 全10巻 大和和紀∥著 講談社
世界の宝石文化史図鑑 ジェフリー・ポスト∥著 原書房
全国高等学校野球選手権大会公式記録集 第103回 朝日新聞社∥編著 朝日新聞出版
考えて、考えて、考える 丹羽宇一郎∥著 藤井聡太∥著 講談社
高校とってもやさしい漢文 宮下典男∥著 旺文社
英語日記BOY 新井リオ∥著 左右社
文豪きょうは何の日? 立東舎∥編 立東舎
風の領分 岸田将幸∥著 書肆子午線
追憶の烏 阿部智里∥著 文藝春秋
都会(まち)のトム&ソーヤ 18 はやみねかおる∥著 講談社
塞王の楯 今村翔吾∥著 集英社
ブラックボックス 砂川文次∥著 講談社
キャプテン 君は何かができる 山田明∥小説 学研プラス
黒牢城 米澤穂信∥著 KADOKAWA
できることならスティードで 加藤シゲアキ∥著 朝日新聞出版
<文庫>
三千円の使いかた 原田ひ香∥著 中央公論新社
ユア・フォルマ 3 菊石まれほ∥著 KADOKAWA
記憶喪失の君と、君だけを忘れてしまった僕。小鳥居ほたる∥著 スターツ出版
ミッキーマウスの憂鬱ふたたび 松岡圭祐∥著 新潮社
海に願いを風に祈りをそして君に誓いを 汐見夏衛∥著 スターツ出版
劇場版アニメぼくらの7日間戦争 伊豆平成∥著 KADOKAWA
トラペジウム 高山一実∥著 KADOKAWA
☆「私のすすめる一冊・5」から先生方のおすすめ本を読んでみよう!
『宇宙授業 改訂版』 2年副委員長 武
この本の著者は元JAXA職員の中川人司さんです。そのため、宇宙のことがとてもわかりやすく書かれています。その中には「軌道エレベーター(宇宙エレベーター)」という装置や「瞬間移動(テレポーテーション)」についてなど、誰もが一度は夢見たことがあるこれらの実現は可能であるのかとか、また、実際に宇宙に存在する時空のトンネル「ワームホール(虫くいの穴)」を使った、瞬間移動についても書かれています。
私はこの本を読んで、宇宙についてよりくわしく知りたいと思いました。そして同時に私達人間はロケットや潜水艦、コンピューターといった、もともとは100年以上前にSF作家が空想したものを現在に実現しているので、今私達が空想しているものも実現することができるかもと思うとワクワクしました。
推薦者:新井直人先生 『宇宙授業 改訂版』 中川人司著 サンクチュアリ出版
*「私のすすめる一冊」は育英高校で3年ごとに発行している、先生方から生徒へのおすすめ本のガイドブックです。第5号は令和2年に発行されました。これは先生方のおすすめの本を読んでみようという企画です。
☆図書室にはこんな本があります!
『小学館 YouthBooks(ユースブックス)』
小学館から、中高生へ向けた読みやすいシリーズが出版され始めました。分類で表示すると「159」という、心を支えてくれる言葉が掲載されているような本に分類されるシリーズです。ちょっと心が弱った時、進路に迷った時、手にとってみてください。
極アウトプット 樺沢紫苑∥著
相手の身になる練習 鎌田 實∥著
みんなに好かれなくていい 和田秀樹∥著
親の期待に応えなくていい 鴻上尚史∥著
なぜ世界を知るべきなのか 池上 彰∥著
やりたいことが見つからない君へ 坪田信貴∥著
以下、続巻!
☆「若い人に贈る読書のすすめ2022」
「若い人に贈る読書のすすめ」は、成人式・卒業式など新たな人生の一歩を踏み出す若い人にぜひ読んでもらいたい本を紹介する運動です。高校生にも読んでもらいたい作品が多いので、図書室では毎年掲載作品を入れています。
お探し物は図書室まで 青山美智子∥著
エレジーは流れない 三浦しをん∥著
スマホ脳 アンデシュ・ハンセン∥著
オードリー・タン 自由への手紙 オードリー・タン∥著
本当の「心の強さ」ってなんだろう? 齋藤孝∥著
もしも徳川家康が総理大臣になったら 眞邊明人∥著
桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか? 高橋創∥著
などなど。現在、ブックトラックに展示しています。