10月3日(木)
校内で職員研修「防災教育プログラム」が行われました。
「防災教育プログラム」は、青少年赤十字が行っている災害時に自分のいのちを守る力をつけるための教育活動です。
講師に日本赤十字社群馬県支部の齋藤靖明さんをお迎えし、『食で「備える」防災・減災』をテーマに、食の新たな備蓄方法である『ローリングストック』についてレクチャーを受けました。
『ローリングストック』とは、備蓄用食品を賞味期限が切れる前に日常の食事で使い、消費した分だけ追加する備蓄方法です。日常の中で、食べた分だけ補充するので、いざというときに賞味期限切れの心配がなく手軽に備えることができます。
研修では、備蓄用食品を災害時の炊き出しで利用することを想定し、ポリ袋を使った炊飯を行いました。
ポリ袋は中低圧ポリエチレン製袋(ハイゼックス袋)を使用します。
紙コップを使い、米1合を袋に入れ水を加え、空気を抜いたあとゴムで結びます。
沸騰した湯の中に入れて約30分間煮ます。
湯から取り出し、10分間蒸らして出来上がりです。
ハイゼックス袋を利用すると、無菌的なご飯ができるため、おにぎりなどに比べて保存が効きます。
保存期間(目安)
1.白米のみの場合 約72時間(3日間)
2.梅干しや、佃煮などと混ぜた味つきの場合 約48日間(2日間)
3.酢を混ぜた場合 約168時間(7日間)
さらに、破らなければ袋の再利用も可能です。
もしもの時に行動できるよう、備えておくことの大切さを知る貴重な機会となりました。