9月12日(木)
今年度で第8回目となりました、図書委員会主催の読書会。
今年度も名作を読もうということで、芥川龍之介著『鼻』で行いました。
3年生の学校行事と重なったことで、1,2年生の図書委員と先生方のみとなりましたが、少ない人数ながらもじっくり話し合う読書会となりました。
自己紹介で「整形したら、内緒にしておきたいですか?」という質問について各自の考えを発表してもらった後、
①自尊心で苦しむこと
②傍観者の利己主義
③鼻が元に戻った後の「もう誰も哂(わら)うものはない」
という言葉について
④全体を通して
などのテーマについて、話し合いました。
自分の長い鼻について葛藤する主人公について、参加者自身のプライドの問題や他人の目などについて、それぞれが考えながら語っていました。
「授業では正解を言わなければいけないが、読書会では自分の意見が言える」という、生徒からの感想が印象的でした。
なお、今回の記録も、参加者が模造紙に記入する形式(ワールド・カフェ方式)にし、他の生徒にも見てもらえるよう、後日、廊下に掲示しました。
本を読む楽しさと、語る楽しさを、皆に知ってもらえたらと思います。