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図書だより H29第2号
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【トピック】図書室より
2017
7.11
【図書室より】
図書だより H29第2号
図書だより 平成29年度第2号(平成29年7月10日発行)
前橋育英高等学校図書館

期末試験も終わり
いよいよみなさんが楽しみにしている夏休みがやってきます。
図書室では、夏休みを読書で楽しんでもらおうと
「夏休みのオススメ!ミステリー&怖い本特集」を企画しました!
東野圭吾や有栖川有栖、綾辻行人などの
夏休みにじっくり読めるミステリー。
「怖い本ありますか?」とよく聞かれますが、あります。
「本当は怖い~」の系統の本や
山での不思議な話『山怪』
ポーやラヴクラフトなどの怪奇小説など
取り揃えてお待ちしています。
本を読んでちょっと涼しくなってみませんか?!

☆夏休み貸し出し開始!
 開始日  7月7日(金)より
 冊 数  10冊まで
 返却日  8月28日(月)

☆新谷昇平先生から生徒へののオススメ!
 『また、同じ夢を見ていた』 住野よる著 双葉社
 自分が小さいとき何を考えて、どんなことをしようとしていたかという事を
 思い出させてくれる作品です。
 主人公は、頭が良くて言いたいことをズバッと言う小学生の女の子。
 その性格が災いして学校に友達がいませんが
 彼女は全く気にしていません。
 彼女には4人の女性の話し相手がいたからです。
 放課後に立ち寄って
 学校の話、大好きな本の話、家族の話をしていき
 不思議なことに巻き込まれながらも
 彼女にとっての幸せを探していくお話です。
 地の文(会話以外の文)がすべて主人公の心の声になっているため、
 表現が小学生ならではの斬新で素敵なものになっているのもこの本の特徴です。
 純粋無垢で勇気のある主人公の思いや行動に
 何度もはっとさせられるような作品です。 
 高校生の皆さんにもそうですが
 是非大人になってからも読んでほしいです。

☆平成29年度図書購入希望アンケート結果
 6月に行った生徒への図書購入希望アンケートをもとに、以下の図書を図書室に入れました。

書  名            著者名 出版社
小説千本桜       (黒うさP∥原作 KADOKAWA)
難民問題と人権理念の危機   (駒井洋∥著 明石書店 )
ストーリーで学ぶ開発経済学  (黒崎卓∥著 有斐閣 )
暗殺者、野風       (武内涼∥著  KADOKAWA)
厨病激発ボーイ       (れるりり∥著 角川ビーンズ文庫) 
ロクでなし魔術講師と禁忌教典 (羊太郎∥著  富士見ファンタジア文庫)
六兆年と一夜物語    (KEMU VOXX∥原作 角川ビーンズ文庫) 
たったひとつの、ねがい。   (入間人間∥著 メディアワークス文庫)

☆「私のすすめる一冊・3」から先生方のおすすめ本を読んでみよう!
『何のために働くのか』 図書委員3年 土屋
 本にあった中にこんな寓話があった。
 お城の外に出た王様が、道ばたの乞食に歩み寄り
 「君はなぜ働かないのか」とたずねたところ
 男は「何のために働くんだ?働いたらどうなるのか?」
 と聞き返した。
 そこで王様は「働けば、豊かな生活が手に入る。
 豊かになれば、何物にもしばられず自由に呑気に生きることができる」と答えた。
 すると男は「俺はいまでも十分に自由だ。働いても意味がない。だから放っておいてくれ」と言ったという。
 作者と同様に私も苦笑せざるをえなかった。
 この本が問いかけているのが「働くこと」の意味である。
 このことを突き詰めると「カセギ」と「ツトメ」という二つの要素に行きつく。
 「カセギ」は経済的自立であり
 「ツトメ」は社会参画や社会貢献を指している。
 「カセギ」と「ツトメ」の両輪を確保してはじめて「大人になった」
 と認知される。
 現在高校生という位置にいる私達に必要な一冊だと思うので私も推薦する。

推薦者:阿久津広嗣先生 
『何のために働くのか』 寺島実郎著 文春新書
 *「私のすすめる一冊」は
   育英高校で3年ごとに発行している
   先生方から生徒へのおすすめ本のガイドブックです。
   第3号は平成26年に発行されました。
   これは先生方のおすすめの本を読んでみようという企画です。

☆ 新刊図書案内ぴっくあっぷ
図書
 書  名       著者名  出版社
 新聞力       (齋藤孝∥著 筑摩書房)
 空海      (高村薫∥著 新潮社)
 忘れてしまった高校の世界史をマンガで復習する本 (祝田秀全∥原案・監修 KADOKAWA)
 ビジュアルワイド平安大事典(倉田実∥編 朝日新聞出版)
 応仁の乱   (呉座勇一∥著 中央公論新社)
 「孤独」は消せる。 (吉藤健太朗∥著 サンマーク出版)
 たとえ世界が終わっても (橋本治∥著 集英社)
 女も男も生きやすい国、スウェーデン (三瓶恵子∥著 岩波書店)
 思春期サバイバル 2 Q&A編   (ここから探検隊∥制作 はるか書房)
 折って使える立体ORIGAMI雑貨 (川手章子∥作品デザイン・制作 日本ヴォーグ社)
 大学1年生の歩き方        (トミヤマユキコ∥著 左右社)
 できる人の勉強法 コミック版    (安河内哲也∥著 KADOKAWA)
 13歳からのマナーのきほん50   (アントラム栢木利美∥著 海竜社)
 公式を暗記したくない人のための高校物理がスッキリわかる本 (池末翔太∥著 秀和システム)
 グーグルマップの社会学       (松岡慧祐∥著  光文社)
 寿命図鑑             (いろは出版∥編著 いろは出版)
 バッタを倒しにアフリカへ      (前野ウルド浩太郎∥著 光文社)
 11歳からの正しく怖がるインターネット(小木曽健∥著 晶文社)
 さいほうの基本 新版       (KADOKAWA)
 みらいの里山つくり       (関西学院大学出版会)
 モーツァルトの人生       (ジル・カンタグレル∥著 西村書店)
 栄光のその先へ            (内村航平∥著  ぴあ)
 初心者の素朴な疑問に答えたサッカー観戦Q&(西部謙司∥著 内外出版社)
 改革             (井上康生∥著 ポプラ社)
 みみずくは黄昏に飛びたつ    (川上未映子∥著 村上春樹∥著 新潮社)
 文豪ストレイドッグス 外伝   (朝霧カフカ∥著 KADOKAWA)
 都会(まち)のトム&ソーヤ 14下1 (はやみねかおる∥[著]講談社)
 劇場             (又吉直樹∥著 新潮社)
 十二大戦         (西尾維新∥小説 集英社)
 学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで (岡田磨里∥著 文藝春秋)・他

文庫
 夏目漱石を読む      (吉本隆明∥著 筑摩書房
 追憶           (青島武∥著 小学館)
 退出ゲーム ハルチカシリーズ  (初野晴∥[著] 角川書店)
 片想い          (東野圭吾∥著 文藝春秋)
 アキラとあきら      (池井戸潤∥著 徳間書店)
 小説ひるね姫       (神山健治∥[著] KADOKAWA) 
 真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 (大沼紀子∥[著] ポプラ社)・他

☆第63回青少年読書感想文全国コンクール
 課題図書紹介:高等学校の部
 『フラダン』 (古内一絵作 小峰書店)
 フラダンは男子のフラダンス。
 震災から5年後の福島の工業高校生達が
 悩みながら男女混成チームでフラガールズ甲子園を目指します。
 福島で生きる高校生達の姿を、見てみてください。

『ストロベリーライフ』(荻原浩著 毎日新聞出版) 
 グラフィックデザイナーの主人公の元に、農家の父が倒れたとの連絡が入ります。
 イチゴ農家を継ぐのか、妻や姉たちとの関係はどうなるのか。
 農業の可能性が明るく描かれています。

『犬が来る病院』 (大塚敦子著 KADOKAWA) 
 聖路加国際病院の小児病棟では、セラピー犬が導入されています。
 子ども達の病気と心に、真摯に向き合う病院スタッフ達。
 難病と闘う4人の子ども達の姿が描かれています。 

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