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進路・進学 -- 卒業生インタビュー
進路・進学NEXT STAGE
卒業生インタビュー
前橋育英での学びを礎に、多岐にわたり活躍している先輩を紹介します。

受け継がれる前橋育英のDNA。
前橋育英で良かったと思える理由。

現在の前橋育英生と、かつての前橋育英生が教員とともに「前橋育英」の魅力について語ります。
そこには、前橋育英で良かったと思える(た)理由がたくさんありました。


山本 和徳さん 弁護士
普通科(平成16年度卒)
(前橋鎌倉中出身)


左から
砂川 直輝 普通科Ⅰ類 2年(吉岡中出身)
羽田 健吾 普通科Ⅰ類 2年(渋川赤城北中出身)
神山 義幸 前橋育英高等学校 教頭
山本 和徳さん 弁護士 普通科(平成16年度卒)(前橋鎌倉中出身)
飯塚 更紗 普通科Ⅰ類 2年(前橋南橘中出身)
馬場 孝貴 普通科Ⅰ類 2年(前橋箱田中出身)


【神山】今日はお忙しい中、どうもありがとうございます。卒業して何年になりますか?

【山本】13 年です。先生には1年次数学を教えていただき、2、3年のときには、進路指導室によくお邪魔していました。

【神山】そうでしたね。卒業後、司法試験の合格の知らせを届けてくれた時は、前橋育英初の弁護士誕生に沸きましたよ。

【山本】学校に来れば、いつでもお世話になった先生方に会えるというのは、前橋育英に限らず、私立高校ならではの魅力だと思いますね。

【飯塚】山本先輩は、どんな高校生だったのですか?

【山本】皆さんがイメージしているようなまじめな生徒ではなかったと思います。私はゴルフ部に所属していたのですが、ゴルフ、ゴルフの3年間でしたね。勉強面では、自分の苦手科目を克服することから逃げて、得意科目をもっともっと伸ばそうと勉強していました。実は、この勉強法は大学受験においては、あまり意味のないことだったのです。苦手科目を克服すると、平均的にいい点数はとれます。それによって、大学の選択肢の幅も広がっていくのだけれど、当時の私はその意識がなくて、ただただ得意科目を伸ばすことを考えていましたね。



【羽田】弁護士を目指したきっかけは何だったのですか?

【山本】私は大学受験では、自分の思うような大学に行けませんでした。このまま挫折したままではいられないと思い、何か資格を取ろうと考えました。どうせだったら、文系で日本最難関といわれていた司法試験を受けてみようと思ったのが、弁護士を目指したきっかけです。高校2年の政治経済の授業で学んだ政治や憲法の内容がすんなり頭に入ってきて興味を持ったこと、法律の勉強は楽しいと感じていたことも、もう一つのきっかけになったといえるかもしれませんね。大学生になってからは、ダブルスクールをしました。大学に行って、週に3日は司法試験の予備校通いです。予備校では、授業で勉強したことを次の授業までに理解し暗記するように心がけました。すると、復習をしないで授業に出ることにものすごく抵抗を感じるようになって、「復習をする、勉強をする」ことが習慣化していきました。大学卒業後は、中央大学法科大学院に進み、法律をより深く学びました。

【馬場】司法試験を通るために、六法を暗記しなければならないのですか?

【山本】そんなことはありません。皆さん、よく誤解されているのですが、司法試験は法律を覚えているかを確認する試験ではなく、法律に書かれている言葉をどのように解釈して適用するのか、といったことが問われます。たとえば、窃盗罪に「他人の財物」という言葉が出てきます。あまり聞きなれないかもしれませんが、簡単に言うと「他人の物」ということです。しかし、「他人の物」といってもそんなに簡単に決められるものではありません。バスのベンチにかばんを置き忘れてその場を離れてしまったという例で考えてみてください。そのかばんは、「他人の物」なのですが、置き忘れた人が、置き忘れに気づかず遠く離れたところにいってしまったとすれば、それを盗んだとしても窃盗罪ではなく、占有離脱物横領罪といって別の犯罪が成立することになるのです。しかも、この2つの刑の重さは全く違うので、どのような解釈で「他人の物」なのか、そうでないのかを決めるのかが重要になってきます。このように、法律の言葉を解釈して、運用していくというのが我々法律家の仕事になってきます。



【砂川】司法試験に合格するために、すごく努力をされましたか?

【山本】自分の中では、とにかくいっぱい努力をしたという印象はないですね。いつからか、勉強をすることが自分の生活サイクルの一つになっていましたから。癖のようなものですね。

【馬場】習慣になっていたから、苦にはならなかったのですね。

【神山】山本君にとって、法律の勉強をすることが性に合っていたのかもしれませんね。自分の性に合うものを見つけられると強いですね。

【山本】そうかもしれませんね。自分は高校時代に気づくことができませんでしたが、皆さんには、高校生の時から、自分で勉強をすることを癖にしてもらいたいと思います。勉強することを習慣化し、自分の世界をどんどん広げていってください。



【飯塚】山本先輩の話を聞いて、本気で勉強ができる時期は今なのだと思いました。とにかく、今が頑張り時なのですね。将来の目標を実現するために、残りの高校生活を頑張りたいです。

【羽田】僕は1年の時から、行きたい大学を思い描いていたのですが、それに向けて苦手科目を克服していくことなどを熱心にやってこなかった気がします。2 年になって、ちょっと危機感を抱いていた時期だったので、山本先輩の話が聞けて良かったです。まずは、苦手科目を克服していきたい。そして、受験やその先の未来のために困らないように、今から勉強の習慣を身につけていきたいと思いました。

【砂川】僕は公務員を目指しています。実は、中学の頃から志望大学も決めています。でも、高校受験で志望校に落ちたこともあり、自分はダメなのかなと思ったこともありました。山本先輩の話を聞いて、僕でもやり方を変えて勉強をしていけば、あとあと道が開けるということがわかったので、教えていただいた勉強方法の実現をやっていこうと思います。

【馬場】僕は山本先輩のチャレンジ魂を感じました。自分に言い訳せず、自分を必死に磨いていった姿がとても参考になりました。僕もそうなれたらいいと思います。

【神山】山本君のような先輩が身近にいると、励みになりますね。これから、司法試験を目指す生徒もいれば、公務員を目指す生徒もいると思うけれど、何を目指すにしても、こうした姿勢は大事です。ともに頑張りましょう。

細貝 萌さん 柏レイソル
体育科(平成16年度卒) 元日本代表
(前橋七中出身)


左から
田部井 涼 普通科Ⅳ類 3年 男子サッカー部キャプテン(高崎群馬中央中出身)
山田 耕介 前橋育英高等学校 校長
細貝 萌さん 柏レイソル 体育科(平成16年度卒) 元日本代表(前橋七中出身)


【山田】前橋育英に来たのは、何年ぶり?

【細貝】先生とはヨーロッパから帰国した時に、食事の機会をつくって頂いて、毎年お会いしていましたが、学校に来るのは5、6年ぶりです。高2まで、ここでサッカーの練習をしていたので、本当に懐かしいです。奥にある会議室で、浦和レッズの入団会見をしましたね。

【山田】もう12年も前になるな。

【細貝】浦和レッズで6年、その後、ドイツやトルコのチームで6年。今期から柏レイソルに加入しました。前橋育英時代に先生に僕のストロングポイントを見つけてもらえてなかったら、プロに入ったかもしれないけど、今まで続けてこられなかったし、今の自分はないと思っています。

【細貝】浦和レッズで6年、その後、ドイツやトルコのチームで6年。今期から柏レイソルに加入しました。前橋育英時代に先生に僕のストロングポイントを見つけてもらえてなかったら、プロに入ったかもしれないけど、今まで続けてこられなかったし、今の自分はないと思っています。



【山田】当時、おまえのストロングポイントは攻撃じゃないって、よく話をした。練習や試合を見ていて、細貝は危険察知能力が本当に優れていたから。

【細貝】はい。僕は攻撃が好きで、守備はしないというプレースタイルでした。中学の時には、世代別の日本代表にも選出されていたので、自分のプレースタイルは間違っていないという自信もありました。でも、先生は、僕の良さは、攻撃よりも守備。セカンドボールをひろいにいくとか、危ないところをカバーするとか、絶妙なポジショニングができることが僕のストロングポイントだと話してくれていた。その言葉が今のプレースタイルに繋がっています。

【田部井】監督はいつも諸先輩方の話をしてくださるのですけど、細貝先輩の話もよく聞いています。細貝先輩は危険察知能力が優れていて、なにより、闘う姿勢と熱い気持ちを持っている選手だって。監督が僕たちにそういう話をしてくれる時は、僕たちの気持ちが緩んでいる時なので、気を引き締めています。



【細貝】高校時代、一度だけ先生に呼び出されたことがあります。覚えていますか?

【山田】個人的に怒った記憶はないけれど。

【細貝】怒られたわけではなく、気づかせてもらった感じです。僕はサッカーが少しでも上手になりたいという気持ちで前橋育英に通っていました。もちろん、授業は真剣に受けていましたけど、高校生活のほとんどがサッカー中心でした。当時、僕は世代別の日本代表に呼んでもらっていたので、日本各地に友人がいましたし、プロリーグのユース世代の選手たちとも交流があり、自然とプロ行きを目指すようになっていました。自分のペースは自分で調整したいという気持ちがあったので、休み時間は机に伏せてゆっくり過ごしていたのです。先生は、そんな僕を見かねて、チームメートと一緒の時間を過ごした方がいいと話をしてくれたのです。

【山田】そうだったな。たとえ、休み時間に仲間とわあわあすることでも、仲間と一緒に過ごして初めてわかり合える。サッカーはチーム競技なので、日頃のコミュニケーションが大事だし、プロになればなるほど、もっと重要になってくるという話をしたのを覚えていますよ。

【細貝】自分では気づけなかったことを、先生が気づかせてくれた。先生の話はすべて、自分の中に入ってきていますよ。田部井君は今、キャプテンだから、先生がいうことを選手に伝えていく仕事もあり、すごくプレッシャーがあると思うのだけど。

【田部井】キャプテンとしてのプレッシャーはありますけど、それを楽しめるぐらいにならないと細貝先輩は超えられないと思います。チームとしての悲願、個人としての夢に向かって頑張っています。もちろん、勉強もです。クラスには全国制覇を見据えて頑張っている野球部やバスケット部のクラスメートがいて、みな意識が高く、刺激をもらっています。非常に良い環境で勉強も部活も頑張れるのが、前橋育英のいいところだと思います。



【細貝】高校3年間をどんなふうに過ごすかは、その先の自分にとって、とても重要だと思います。先生はいつも人間力が大事だと話してくれていましたね。

【山田】「自分のことだけをやっていればいいのではない。チームのためにこれをやろうというのが根付いていくと、仲間のことを考えられるようになる。それこそが、人間力の向上につながる」という話だね。

【細貝】そうです。

【山田】サッカーは足を使うスポーツだけど、大事なのは頭とハートという話もよくした。

【田部井】僕も毎日聞いています。サッカーのことよりも、人間力の話をしてくれることの方が多いです。

【細貝】海外に行ってから、先生が話してくれた人間力の重要さがよりわかりました。

【田部井】高校生だった細貝先輩と同じ環境で僕たちはサッカーをしているのですね。悲願の日本一を達成できるよう頑張りたいです。

【細貝】後輩たちの活躍は、何よりの刺激になります。どんどん追い越していってほしいけど、当然、負けたくないという気持ちもありますよ。僕はサッカーが誰よりも好きだと思っているので、この気持ちでもっともっと成長していきます。

【田部井】僕も細貝先輩みたいに純粋にサッカーを楽しんで頑張りたいと思います。
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